2011/8 街角景気 現状DI 47.3 ↓

内閣府が発表した2011月8月の景気ウォッチャー調査(街角景気)は、現状判断DIが、前月よりも5.3ポイント低下して、47.3となりました。
5ヶ月ぶりの低下で、良いと悪いの分かれ目である50を2ヶ月ぶりに下回りました。

先行き判断DIは、前月よりも1.4ポイント低下して、47.1となりました。
2ヶ月連続の低下です。

基調判断については、「景気の現状は、東日本大震災の影響が残る中で、このところ持ち直しのテンポが緩やかになっている」として、4ヶ月ぶりに下方修正されました。

現状判断DI: 47.3(-5.3)
先行き判断DI: 47.1(-1.4)

括弧内は、前月比。


【個別DI】

・現状判断DIでは、サービス関連と雇用関連を除いた全ての項目が50ポイントを下回りました。

・現状判断DIは、全ての個別IDが前月比マイナスとなっています。

・現状判断DIの中では、小売関連のマイナス幅が最も大きくなっています。放射性物質の問題と天候不順の影響と考えられます。

・先行き判断DIでは、雇用関連以外の全ての項目が50ポイントを下回りました。

・先行き判断DIの中では、製造業のマイナス幅が最も大きくなっています。急速な円高の影響と考えられます。

        指数 前月比
●現状判断DI 47.3 -5.3
家計動向関連 45.2 -6.6
小売関連 42.7 -9.1
飲食関連 42.4 -7.0
サービス関連 50.7 -2.7
住宅関連 47.3 -0.5

企業動向関連 48.3 -3.4
製造業 47.2 -6.1
非製造業 49.6 -1.5
雇用関連 58.4 -1.1

●先行き判断DI 47.1 -1.4
家計動向関連 45.4 -1.0
小売関連 43.9 2.5
飲食関連 47.3 1.1
サービス関連 48.5 -1.9
住宅関連 44.2 2.3

企業動向関連 48.3 -1.6
製造業 46.9 -3.8
非製造業 49.7 0.6
雇用関連 55.3 -3.4

注)右端は前月比