2011/5 街角景気 現状DI 36.0 ↑

内閣府が発表した2011月5月の景気ウォッチャー調査は、現状判断DIが、前月よりも7.7ポイント上昇して、36.0となりました。
大幅な上昇であることから、震災の影響が緩和していることが分かります。

先行き判断DIは、前月よりも6.5ポイント上昇して、44.9となりました。
先行きの復興需要の拡大への期待が現れているものと見られます。

基調判断については、「景気の現状は、東日本大震災の影響により厳しい状況が続いているものの、上向きの動きがみられる」として、前月から上方修正されました。

現状判断DI: 36.0(+7.7)
先行き判断DI: 44.9(+6.5)

括弧内は、前月比。


【個別DI】

・現状判断DIでは、全ての項目が30ポイント台となり、前月の2項目から全体的に大きく改善しました。

・先行き判断DIでは、飲食関連を除いた全項目が40ポイント台となり、前月の1項目からこちらも大きく改善しました。

・先行き判断DIの雇用関連は、50ポイントに接近しており、特に雇用環境は改善の兆しが見えます。

        指数 前月比
●現状判断DI 28.3 0.6
家計動向関連 27.1 1.8
小売関連 29.2 1.8
飲食関連 20.7 4.8
サービス関連 23.8 2.2
住宅関連 29.4 -3.5

企業動向関連 29.3 -1.3
製造業 32.0 -2.6
非製造業 26.8 -0.3
雇用関連 33.8 -3.5

●先行き判断DI 38.4 11.8
家計動向関連 38.7 12.8
小売関連 39.2 9.1
飲食関連 34.8 18.2
サービス関連 40.0 11.7
住宅関連 33.4 10.6

企業動向関連 37.3 11.1
製造業 39.2 12.5
非製造業 35.8 9.9
雇用関連 39.0 7.1

注)右端は前月比