2010/11 米・設備稼働率 75.2%

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FRBが発表した米国の2010年11月の米鉱工業生産指数は、前月比で0.4%増加し、鉱工業設備稼働率は、75.2%と前月比で0.4%増加し、2008年10月以来の高水準となりました。


上の図は、1967年からの米国の設備稼働率の推移です。
拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Industrial Production, Capacity Utilization increase in November

設備稼働率は、長期平均(80%超)から、5%程度低い水準にあり、インフレ圧力が弱いことを示しています。

通常、FRBは、設備稼働率が78%~80%に達すると、インフレ警戒を強めて、政策金利の引き上げに動きますが、その段階は数年先になると言えます。

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米国の製造業の回復は、再び堅調なペースになってきました。コンピューターや通信機器、半導体といった事務機器、家電製品生産が回復しています。