米国の砂糖生産が20%減の見通し GMビート作付削減により

米農務省は、8月の連邦裁判所の判決に従って、遺伝子組み換えビートの作付を削減した場合、米国の砂糖生産が20%減少する見込みであることを発表しました。


・米国の砂糖の44%はビートから作られており、モンサント社の遺伝子組み換えビートが禁止されると、162.7万トンの生産量が失われます。

・砂糖の輸入とビート以外の作物による生産で、ある程度は、カバーできます。

・農務省のレポートによると、米国のビートの95%は遺伝子組み換え技術を適用しています。

・連邦裁判所は、8月に、農務省が遺伝子組み換えビートの環境負荷を十分に検証していないとして、その使用許可を無効とする判決を出しました。

◆◆◆

砂糖の強気要因がまた一つ増えました。