2012/12 世界のコーン需給 13.6% 在庫率 ▼

米・農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2012年12月)によると、期末在庫率は、前月から0.2%減の13.6%となりました。


生産量:849.09(-3.7%)
消費量:862.52(-1.7%)
需給バランス:▲13.43
期末在庫量:102.54(-3.0%)
期末在庫率:13.6%(-1.3ポイント)

単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの変更点】
生産量は、中国で作付面積増に加え夏季の降雨に恵まれ上方修正。消費量は、中国で上方修正。

【需給】
生産量は、中国で天候に恵まれ史上最高を更新するも、米国、EUで高温乾燥により減産となり、世界全体では前年度を下回る見込み。また、消費量は、中国で増加も米国で減少し、世界全体では前年度を下回る見込み。米国では、期末在庫率は5.8%と、前月予測と変わらず。

【価格】
6月以降、米国コーンベルトでの受粉期を通じた高温乾燥による作柄への影響から値を上げ、7月に8.25ドル/buと最高値を更新し、8月21日には8.31ドル/buと過去最高値を記録した。9月以降、南米の降雨過多による作付け遅れがあるものの、収穫の進展や、輸出需要の不振等から値を下げた。11月以降、アルゼンチンの降雨過多による作付け遅れがあるものの、米国の輸出不振から、現在7ドル/bu台前半で推移。