2011/8 世界の大豆需給 在庫率 23.2% ↓

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2011年8月報告)によると、期末在庫率が、前月より0.4%減の23.2%となりました。


供給量:257.47(-2.5%)
消費量:262.32(+3.7%)
在庫量:60.95(-10.9%)
在庫率:23.2%(-3.9ポイント)

単位:百万トン
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの変更点】
米国で単収及び収穫面積の下方修正から生産量を下方修正。

【需給】
生産量は、アルゼンチンで増加するも、ブラジル、米国で減少することから、世界全体で前年度よりわずかに減少し、消費量を下回る見込み。なお、中国の需要は依然、高水準。

【価格】
2011年2月以降、ブラジル等での大豆の豊作見込みや、需要減退懸念から価格はほぼ横ばいに推移した。5月に低温多雨による米国の作付遅れで一時上昇した価格は、6月以降米国の作付けが進捗したことから値を下げた。7月以降、とうもろこしの上昇に追随したものの、南米産の輸出需要の停滞や、米国で開花期の天候が良好に推移すると見込まれることから、現在13ドル/bu前半で推移。