2010/9 景気ウォッチャー調査 現状判断DI 41.2

内閣府が発表した2010年9月の景気ウォッチャー調査は、現状判断DIが、前月よりも3.9ポイント低下して、41.2となりました。
2ヶ月連続の低下です。

先行き判断DIは、前月よりも1.4ポイント低下して、41.4となりました。
5ヶ月ぶりの上昇です。

基調判断については、「景気は、これまで緩やかに持ち直してきたが、このところ弱い動きがみられる」として、2ヶ月連続で判断を下方修正しました。

現状判断DI: 41.2(-3.9)
先行き判断DI: 41.4(+1.4)

括弧内は、前月比。


【個別DI】

・雇用の現状判断DIのみが、景気判断の分かれ目である50を上回りました。

・現状判断の家計動向、小売関連、飲食関連のDIが30台になっています。

・現状判断の住宅関連のDIが30台から40台に上昇しています。

・先行き判断の小売関連、企業動向関連、製造業のDIが30台になっています。

・先行き判断の中で、製造業のDIのみが先月よりも悪化しています。円高の影響だと思われます。

・先行きに関しては、家電エコポイントの対象変更に伴う年末の駆け込み需要などが期待されているようです。

●現状判断DI 41.2 -3.9
家計動向関連 39.5 -5.4
小売関連 39.6 -7.1
飲食関連 31.5 -5.3
サービス関連 41.2 -3.6
住宅関連 40.5 1.3

企業動向関連 41.4 -1.3
製造業 40.9 -4.5
非製造業 41.3 1.1
雇用関連 51.4 0.1

●先行き判断DI 41.4 1.4
家計動向関連 41.3 1.7
小売関連 39.9 2.2
飲食関連 41.3 2.5
サービス関連 44.0 0.3
住宅関連 41.8 2.6

企業動向関連 39.9 0.8
製造業 37.9 -1.3
非製造業 41.1 2.6
雇用関連 45.1 0.6

注)右端は前月比