S&P社が発表した米国の2010年7月の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)は、前月比では、季節調整後で0.1%減となり、季節調整前では、0.6%増となりました。
季節調整前の対前年比では、3.2%の上昇となっています。
季節調整前の対前年比では、3.2%の上昇となっています。
上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(季節調整前)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
グラフを見ると、住宅価格が底打ちをした後に、ほぼ横這い状態が続いているのが分かります。
特に20都市指数にその傾向が顕著です。
特に20都市指数にその傾向が顕著です。
上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(季節調整前)の対前年比の推移です。
対前年比では、2010年に入って、上昇トレンドに入っていましたが、ここ数ヶ月で頭打ちになっています。
対前年比では、2010年に入って、上昇トレンドに入っていましたが、ここ数ヶ月で頭打ちになっています。
今回発表された住宅価格指数は、5月~7月の三ヶ月平均で、住宅支援策の期限切れ前の駆け込み需要が反映されており、期限切れ後の住宅価格は、既に下落に転じていると考えられます。
実際に、統計値に下落が現れるのは、10月末に発表される8月分の住宅価格指数からだと予想されます。