2010/8 景気ウォッチャー調査 現状判断DI 45.1

内閣府が発表した2010年8月の景気ウォッチャー調査は、現状判断DIが、前月よりも4.7ポイント低下して、45.1となりました。
2ヶ月ぶりの低下です。

先行き判断DIは、前月よりも6.6ポイント低下して、40.0となりました。

基調判断については、「景気は、引き続き厳しい中で、持ち直しの動きがこのところ緩やかになっている」として、昨年11月のドバイショック以来9カ月ぶりに判断を下方修正しました。

現状判断DI: 45.1(-4.7)
先行き判断DI: 40.0(-6.6)

括弧内は、前月比。


【個別DI】

・景気判断の分かれ目である50を全ての個別DIが下回りました。

・現状判断の飲食関連、住宅関連のDIが30台に低下しました。

・先行き判断の9つの個別DIのうち、7つのDIが30台に低下しました。先行きの認識が厳しくなっています。

・全体的に、円高の進行による企業と家計のマインド悪化が強く数値に出ていると思われます。

●現状判断DI 45.1 -4.7
家計動向関連 44.9 -4.5
小売関連 46.7 -3.5
飲食関連 36.8 -9.0
サービス関連 44.8 -3.2
住宅関連 39.2 -6.4

企業動向関連 42.7 -5.5
製造業 45.4 -3.8
非製造業 40.2 -7.5
雇用関連 51.3 -4.2

●先行き判断DI 40 -6.6
家計動向関連 39.6 -6.6
小売関連 37.7 -7.3
飲食関連 38.8 -7.8
サービス関連 43.7 -5.0
住宅関連 39.2 -6.1

企業動向関連 39.1 -6.8
製造業 39.2 -6.1
非製造業 38.5 -7.3
雇用関連 44.5 -6.8

注)右端は前月比