2010/10 景気ウォッチャー調査 現状判断DI 40.2

内閣府が発表した2010年10月の景気ウォッチャー調査は、現状判断DIが、前月よりも1.0ポイント低下して、40.2となりました。
3ヶ月連続の低下です。

先行き判断DIは、前月よりも0.3ポイント低下して、41.1となりました。
2ヶ月ぶりの低下です。

基調判断については、「景気は、これまで緩やかに持ち直してきたが、このところ弱い動きがみられる」として、前月の判断を維持しました。

現状判断DI: 40.2(-1.0)
先行き判断DI: 41.1(-0.3)

括弧内は、前月比。


【個別DI】

・今月は、全ての個別DIで景気判断の分かれ目である50を下回りました。

・現状判断では、サービス関連と雇用関連のDIのみが40台で、それ以外は全て30台になっています。

・先行き判断では、企業動向関連の全ての個別DIが30台になっています。

・現状判断の悪化は、円高エコカー補助金の終了の影響が、現実化して来たものと考えられます。

・先行きは、家計関連でたばこ値上げの反動減が和らぐことや新型車販売への期待から上昇しています。

・先行きは、企業関連で引き続き、円高エコカー補助金の終了の影響が懸念されています。

●現状判断DI 40.2 -1.0
家計動向関連 39.2 -0.3
小売関連 38.6 -1.0
飲食関連 35.2 3.7
サービス関連 41.6 0.4
住宅関連 39.0 -1.5

企業動向関連 39.1 -2.3
製造業 38.0 -2.9
非製造業 39.5 -1.8
雇用関連 49.1 -2.3

●先行き判断DI 41.1 -0.3
家計動向関連 41.7 0.4
小売関連 40.6 0.7
飲食関連 41.5 0.2
サービス関連 44.7 0.7
住宅関連 39.6 -2.2

企業動向関連 38.7 -1.2
製造業 37.3 -0.6
非製造業 39.8 -1.3
雇用関連 42.7 -2.4

注)右端は前月比