2011/3 景気ウォッチャー調査 現状判断DI 27.7 ↓

内閣府が発表した2011月3月の景気ウォッチャー調査は、現状判断DIが、前月よりも20.7ポイント低下して、27.7となりました。
震災の影響で過去最大の低下となりました。

現状判断DIは、企業動向関連、雇用関連、家計動向関連でいずれも大きく低下しました。

先行き判断DIは、前月よりも20.6ポイント低下して、26.6となりました。
こちらも、過去最大の低下となりました。

基調判断については、「景気は、東日本大震災の影響で急激に厳しい状況になっている」として、前月から引き下げられました。

現状判断DI: 27.7(-20.7)
先行き判断DI: 26.6(-20.6)

括弧内は、前月比。


【個別DI】

・現状判断DIは、全ての個別IDが、40ポイント未満になりました。

・現状判断DIでは、飲食関連が15.9ポイントと最低で、震災による外食の不振が極めて深刻であることを表しています。

・先行き判断DIも、全体的に悪く、雇用関連の31.9ポイントが最大でした。

・先行き判断DIでは、特に、今後の計画停電の状況、福島第一原子力発電所事故による影響等などの不透明感が景気の先行きに、影を落としている模様です。

        指数 前月比
●現状判断DI 27.7 -20.7
家計動向関連 25.3 -22.0
小売関連 27.4 -21.5
飲食関連 15.9 -27.5
サービス関連 21.6 -22.6
住宅関連 32.9 -17.1

企業動向関連 30.6 -16.3
製造業 34.6 -13.7
非製造業 27.1 -19.0
雇用関連 37.3 -21.6

●先行き判断DI 26.6 -20.6
家計動向関連 25.9 -21.2
小売関連 25.7 -25.4
飲食関連 21.8 -18.7
サービス関連 28.3 -19.2
住宅関連 22.8 -22.1

企業動向関連 26.2 -18.7
製造業 26.7 -18.7
非製造業 25.9 -18.5
雇用関連 31.9 -21.3

注)右端は前月比