2010/5 米・設備稼働率 74.7%

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FRBが発表した米国の2010年5月の米鉱工業生産指数は、前月比1.2%上昇し、鉱工業設備稼働率は、前月比1.0%上昇して、74.7%になりました。


上の図は、1967年からの米国の設備稼働率の推移です。
拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Industrial Production, Capacity Utilization increase in May

鉱工業生産指数の予想以上の伸びは、米国の景気回復が製造業が主導していることを示しています。

設備稼働率は、2008年10月以来の高水準ですが、長期平均からは5.9%ポイント低い水準にあり、インフレ圧力が弱いことを示しています。

通常、FRBは、設備稼働率が78%~80%に達すると、インフレ警戒を強めて、政策金利の引き上げに動きますが、まだ、その段階は遠いと言えます。