Market Place から、米国の消費者の負債が大幅に減少している理由についてのレポートです。
・FRBの報告によると、1945年以来、初めて米国の消費者が借金を減らし、さらに、記録的な速度で、減少し続けています。
・しかし、米国民が倹約家になって、貯蓄に励むようになった訳ではありません。
・昨年の負債の減少率は、1.5%でしたが、消費者が借金を返済したからではなく、銀行が損失として帳簿から償却したからです。
・多くの人は、住宅ローンの返済を逃れるために、自宅を手放して、借金を棒引きにしました。
・借金が無くなった消費者は、増えた可処分所得を貯蓄に回さず、再び消費を拡大し始めています。
・しかし、彼らは、クレジットカードを使わずに、現金やデビットカードを使います。
・銀行や消費者が借金を拡大するのは、まだ、先になりそうです。
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今後、米国民が貯蓄率を上げるのか、それとも、貯蓄率を上げずに消費に回すのかは、意見が分かれるところです。