2009/10 米国・設備稼働率 70.7%

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FRBが発表した米国の10月の米鉱工業生産指数は、前月比0.1%上昇し、鉱工業設備稼働率は、前月比0.2%上昇し、70.7%になりました。


上の1番目の図は、米国の設備稼働率の推移です。
拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Industrial Production, Capacity Utilization Increase Slightly in October

グラフを見ると、設備稼働率は、底を打ったことを示していますが、1972―2008年の平均である80.9%と比較すると、約10%低い水準で、回復力も弱いことが分かります。

上の2番目の図は、米国の過去の景気後退期における設備稼働率の推移との比較です。
黒い実線が現在の設備稼働率の推移で、灰色の実線が深刻な景気後退期、赤い点線が軽微な景気後退期の推移です。
過去のパターンでは、深刻な景気後退の後は、設備稼働率がV字型に上昇する可能性が高いようです。