ピークオイルの考え方の基本 第一回

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TODの Gail the Actuary 氏が、ピークオイルの考え方の基本を、グラフを使って分かり易く説明しています。
長い論文なので、数回に分けて説明しようと思います。


図1 アラスカ州ハワイ州を除く全米48州の原油生産量の推移

米国は以前、世界最大の原油生産国でしたが、1970年をピークに生産量が減少に転じました。
1956年にキング・ハバート氏が、原油生産量のピークアウトを予測しましたが、当時は誰も彼を信じませんでした。
ハバート氏は、また、2000年頃、世界の原油生産量がピークアウトすると予測しています。

図2 アラスカ州原油生産量の推移

石油メジャーは、原油生産量の減少を補うために、油田の開発地域をアラスカ州まで拡大しました。
しかし、アラスカ州原油生産量も1988年をピークに減少に転じました。

図3 北海油田原油生産量の推移

石油メジャーは、北海油田の開発も進めましたが、やはり、1999年をピークに減少に転じました。

図4 新規に発見した油田の原油埋蔵量の推移

新しく発見した油田の原油埋蔵量も、1960年代をピークに急速に減少しています。