2009/09 日銀短観 大企業製造業DI -33

2009/09 日銀短観

大企業製造業DI: -33(+15)
同上三ヵ月後予想値: -21(+12)

大企業非製造業DI: -24(+5)
同上三ヵ月後予想値: -17(+7)

大企業全産業のソフトウェアを除く設備投資計画: -10.8%(-1.5)
大企業の雇用人員判断DI: 18(-2)

括弧内は、前回の短観との比較。


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中国などの新興国を中心とした海外経済の回復や、政府による経済対策などを背景に、輸出や生産の持ち直しが鮮明となり、大企業製造業DIは12月に向けても改善傾向を示している。

ただし、設備投資計画が引き続き過去最低の水準を更新するなど本格的な回復にはまだ遠く、雇用もやや改善しているが、過剰感も強い。

設備と人員のリストラが続く可能性が高い。

資金繰りは大・中小企業ともに、やや改善している。

下期の想定為替レートは1ドル=94.08円。円高による収益の下方修正の可能性が高い。