2012/9 日銀短観 大企業製造業DI -3 ▼

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日本銀行が発表した2012年9月の短期経済観測(短観)では、大企業・製造業の業況判断DIが、前回調査から2ポイント悪化して、マイナス3となりました。
三ヶ月後の先行きの見通しは、マイナス3となり、現状維持が見込まれています。


上のグラフは、1983年からのDIの推移です。
時系列統計データ
黒:大企業・製造業・実績
青:大企業・非製造業・実績
赤:中小企業・製造業・実績
黄緑:中小企業・非製造業・実績

【個別DI】
大企業製造業DI: -3(-2)
同上三ヵ月後予想値: -3

大企業非製造業DI: +8(+0)
同上三ヵ月後予想値: 5

大企業製造業の設備投資計画(含む土地投資額)(2012年度): 12.3
大企業の雇用人員判断DI: +2(-1)
大企業の金融機関の貸出態度判断DI: 17(+1)
大企業の仕入価格DI: 2(-2)
同上三ヵ月後予想値: 5

注)
括弧内の実数値は、前期比。
雇用人員判断DI=「過剰」-「不足」
金融機関の貸出態度判断DI=「緩い」-「厳しい」

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設備投資計画がさほど悪化していないのが、好材料ですが、一方で対中関係の悪化の影響がまだ十分に織り込まれていないのが懸念材料です。