2012/6 日銀短観 大企業製造業DI -1 ↑

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日本銀行が発表した2012年6月の短期経済観測(短観)では、大企業・製造業の業況判断DIが、前回調査から3ポイント改善して、マイナス1となりました。
三ヶ月後の先行きの見通しは、プラス1となり、さらに改善が見込まれています。


上のグラフは、1983年からのDIの推移です。
時系列統計データ
黒:大企業・製造業・実績
青:大企業・非製造業・実績
赤:中小企業・製造業・実績
黄緑:中小企業・非製造業・実績

【個別DI】
大企業製造業DI: -1(+3)
同上三ヵ月後予想値: +1

大企業非製造業DI: +8(+3)
同上三ヵ月後予想値: 6

大企業製造業の設備投資計画(含む土地投資額)(2012年度): 12.4
大企業の雇用人員判断DI: +3(+0)
大企業の金融機関の貸出態度判断DI: 16(+1)
大企業の仕入価格DI: 4(-7)
同上三ヵ月後予想値: 7

注)
括弧内の実数値は、前期比。
雇用人員判断DI=「過剰」-「不足」
金融機関の貸出態度判断DI=「緩い」-「厳しい」

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設備投資計画が持ち直してきており、良い兆候と言えます。
また、原油価格の下落などで、仕入価格が大幅に下がっていることも、業績にプラスとなる見込みです。