2009年7月 米国・新築住宅販売 43.3万戸(+9.6%)

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2009年7月の米国の新築住宅販売が発表されました。


7月の新築1戸建て住宅販売統計によると、総販売戸数は前月比9.6%増の年率43万3000戸と、2005年2月に並ぶ大幅な伸びとなりました。

上の最初のグラフは、新築住宅販売の推移です。
拡大図は、以下のリンク(CR氏のブログ)を開いて、二番目のグラフをクリックしてください。
New Home Sales Increase in July

グラフを見ると、底を打って伸びてはいますが、新築住宅販売は、過去に比べて未だ非常に低い水準に低迷しています。

二番目のグラフは、新築住宅の月間供給戸数の推移です。
上のリンクの三番目のグラフです。

新築住宅の供給戸数は、大幅に減少しています。

三番目のグラフは、新築住宅の在庫の推移です。
上のリンクの四番目のグラフです。

新築住宅の販売が増加して、供給が減少した結果、在庫が大幅に減少しています。
これらの結果から、新築住宅に関しては、底打ちしたと考えて、間違い無さそうです。

新築住宅の底打ちは、米国の景気後退終了の重要なサインですので、米国は、既に景気後退を脱した可能性が高くなってきました。

上の三つのグラフを見ると、今後、新築住宅販売が大幅に伸びるように感じますが、実際には、差し押さえの急増によると中古住宅の大量在庫が存在するために、新築住宅販売の今後の伸びは、あまり、大きくはならないと予想しています。