2009/12 米・新築住宅販売 年率 34.2万戸

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

米国の重要な経済指標である新築住宅販売戸数が発表されました。

2009年12月の米国の新築住宅販売は、前月比7.6%減の年率34.2万戸と、2ヶ月連続の減少となりました。
12月の米新築1戸建て住宅販売は予想外に減少、09年は過去最低

新築住宅在庫は、23.1万戸と1971年4月以来の低水準に減少しました。(12月の販売ペースでは8.1カ月分に相当)

上のグラフは、米国の新築住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数

拡大図は、以下のリンク(CR氏のブログ)を開いて、2,3,4番目のグラフをクリックしてください。
New Home Sales Decline Sharply in December

新築住宅販売は2009年1月の底に近い水準まで落ちてきました。
住宅税控除やMBS買い取りなどを通じた政府主導による市場回復が失速している可能性があります。 

在庫や供給月数は、かなり低下しているので、今後、大きく新築住宅販売が減少する可能性は少ないですが、依然、大量の中古住宅の影の在庫も存在しており、価格低下圧力があるために、今後も、新築住宅販売は底這い状態が続くと予想されます。

新築住宅販売は、米国の成長のエンジンである住宅投資を決定付ける要素であり、その低迷は、成長力低下につながります。