オーストラリア及びパプアニューギニアのLNGプロジェクトの半数が遅延する懸念

オーストラリア及びパプアニューギニアのLNGプロジェクトの半数が遅延する懸念が出ているという、JOGMECシドニー事務所からのレポートです。


・オーストラリア及びパプアニューギニアで、現在工事中あるいは計画されているLNGプロジェクトは、合計で14件である。

・1月12日付けの豪州の研究機関 Macquarie Group の専門家の発表によると「豪州
で計画されているLNGプロジェクトの少なくとも半数は遅延あるいはキャンセルの可能性がある」とのことである。

・不況によるアジア需要の低下、米国の国内ガスの増産、カタールの増産、中国の国内ガスの増産、原子力発電へのシフトなどの需給構造の変化が、大きな原因である。

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天然ガスの需給が緩んで価格が低下すると、各国の代替エネルギーの開発意欲が削がれる可能性が出てきます。