重要な経済指標である米国の新築住宅販売戸数が発表されました。
2009年10月の米国の新築住宅販売は、前月比6.2%増の年率43万戸と、2ヶ月ぶりの増加となりました。
11月末で期限を迎えることになっていた初回住宅購入者向け税控除措置が、新築住宅販売の伸びにつながったと考えられます。
10月米新築住宅販売は予想外の増加、1年ぶり高水準
11月末で期限を迎えることになっていた初回住宅購入者向け税控除措置が、新築住宅販売の伸びにつながったと考えられます。
10月米新築住宅販売は予想外の増加、1年ぶり高水準
在庫は、23.9万戸と1971年5月以来の低水準に減少しました。(10月の販売ペースでは6.7カ月分に相当)
上のグラフは、米国の新築住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数
新築住宅在庫が大幅に減少しているのは、良い兆候ですが、グラフを見て分かるように、米国の新築住宅販売は、底を打った後、ほぼ、横這いに近い状態です。
これは、中古住宅の在庫が大きく積み上がっているためと考えられます。
これは、中古住宅の在庫が大きく積み上がっているためと考えられます。
今後、住宅の差し押さえがピークアウトして、中古住宅の在庫が減少するまで、米国経済の成長のエンジンである住宅投資は、しばらく、期待できないと思います。