IEAのチーフエコノミストである Fatih Birol 博士が、近い将来のピーク・オイルやオイル・クランチの発生を警告する発言を行ったことが、大きな話題になっています。
これは、英インディペンデント誌が、Fatih Birol 博士に対して行ったインタビューの内容です。
・世界各国の政府の予想よりも、10年以上早く、今後、10年以内に石油生産のピークが到来する。
・既に、世界の埋蔵量の1/3を占める800以上の大型油田は、ピークを過ぎており、減退速度は、二年前に考えられていた値の2倍近くに達している。
・世界的な原油需要が数年以内に回復したときに、オイル・クランチが発生して、景気回復の足かせになるだろう。
・IEAは、2020年までのピークオイルを予測しているが、オイルクランチは、その前に、やって来るだろう。
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