日米金利逆転と為替への影響

この二週間で、ドル金利が急低下しましたが、円金利は、ほとんど変わりませんでした。
その結果、ドル金利が円金利を下回り、スプレッドが拡大するに従って、為替が円高に振れました。

以下のデータは、直近の三ヶ月物、TIBORとLIBOR、そのスプレッド、及び為替の推移です。
(スプレッド=LIBOR金利 - TIBOR金利

Date TIBOR LIBOR スプレッド ドル円
6/30 0.57 0.60 +0.03 96.32
7/1 0.57 0.59 +0.02 96.59
7/2 0.57 0.58 +0.01 95.92
7/3 0.57 0.56 -0.01 96.03 <=日米金利逆転
7/6 0.57 0.55 -0.02 95.36
7/7 0.56 0.54 -0.02 94.86
7/8 0.56 ---- ----- 92.80
7/9 0.56 0.51 -0.04 92.93
7/10 0.56 0.50 -0.06 92.51

日米金利の逆転の背景には、日本と米国で景況感の差(日本>米国)があるのではないかと見ています。