2009/05 米・貯蓄率 6.9%に上昇

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米国の個人所得が上昇するととともに、貯蓄率が1993年以来の6.9%に上昇しました。


個人所得が上昇した原因は、政府による景気刺激策の効果です。

上の最初のグラフは、米国の貯蓄率の推移です。貯蓄率は、三ヶ月の平均を取っています。

拡大図は、以下のリンク(CR氏のブログ)を開いて、グラフをクリックしてください。
Personal Income and Outlays Boosted by Stimulus

米国は、信用バブルの崩壊で、家計のバランスシートが深く傷ついています。
従って、個人所得が上昇しても、借金の返済に回すために、個人消費が伸びません。

上の二番目のグラフは、米国の個人消費の推移です。
2008年のQ3,Q4と大幅に減少して、2009年Q1に少し戻しましたが、CR氏の予測では、2009年Q2は、Q1と同じか少し減る可能性があるようです。

米国の成長のエンジンである個人消費は、弱いままであると言えます。