2011-03-01 2011/1 米・個人消費支出 前月比+0.2% ↓ 個人消費・貯蓄率・消費者信用 #その他金融と投資 米商務省が発表した2011年1月の米国の個人消費支出は、前月比で0.2%増加し、貯蓄率は、前月よりも、0.4%上昇して、5.8%となりました。 1月の米個人消費:伸び鈍化、インフレ加速で実質はマイナス (1) 上のグラフは、1959年からの米国の貯蓄率の推移です。三ヶ月の平均を取っています。 拡大図は、以下のリンクを開いて、3番目のグラフをクリックしてください。 Personal Income and Outlays Report for January グラフを見ると、貯蓄率の上昇が頭打ちになっています。 米国の家計は、1960~70年代と同水準の8~10%まで貯蓄率を引き上げると予想してきましたが、グラフを見ると、貯蓄率は既にピークアウトしたようです。 同時に発表された個人所得ならびに、年金や失業保険などの社会保障給付金を除いた個人所得も、伸びており、今後、米国の家計は、現在の貯蓄率の水準のまま、個人消費を増やしていく可能性があります。