信用収縮が米の生産にも悪影響

信用収縮が、米の生産にも悪影響を及ぼしているというフィリピンからのニュースです。

石油や肥料の価格の下落によって、米の価格が半分になったが、信用収縮の影響で農家の借り入れが困難になっていることから、今年は、再び米の価格が急騰する可能性がある。

昨年、米の価格は、4月の一トン当たり1,080ドルから、10月の575ドルまで下落した。

しかし、高い価格で購入した燃料と肥料で生産した米の価格が下落した結果、農家は損失を出してしまった。

また、現在の信用収縮で、農家は、種子や肥料を購入するためのローンを組めないために、米の生産量を減らすか、他の作物に転作せざるを得なくなった。

フィリピンの2009年の米の生産量は、4%減少する見込みである。

米の需要は強いことから、今後、数ヶ月以内に、価格の高騰が見られるだろう。