中国の大豆需要 2014年までにアイオワ州の全生産量がさらに必要

ブルームバーグから、中国の豚肉消費量の増加によって、アイオワ州の全生産量に匹敵する大豆がさらに必要になりそうだというニュースです。


・中国は、この20年間で肉の消費量を倍増させましたが、今後、2014年までに、飼料用大豆の輸入量を33%増加させて、6690万トンに達するという見通しであることが、USDAの統計から判明しました。

・これは、現在の水準から、全米最大のアイオワ州の大豆生産量に匹敵する1660万トンの増加となります。

アイオワ大豆協会の Grant Kimberley 氏の予想では、USDAよりもさらに大きく、中国の2014年までの大豆輸入量を、現在より1770万トン増の6800万トンになると考えています。

・同氏は、先月、10日間、中国に滞在し、現地の大豆処理業者、輸入業者、政府職員と過ごしました。

・「中国人は、以前よりも裕福になり、肉を食べたがっている。」と Kimberley 氏は述べました。

・平均的な中国人は、今年、39.3キログラムの豚肉を食べます。1990年には、19.7キログラムでした。

・この二十年間で中国の人口は、メキシコとフランスの合計に相当する1億8200万人増加しました。

・同じ期間でGDPは、1990年の3900億ドルから、5.7兆ドル強に伸びました。

・大豆の需要は増えていますが、供給量は増加していません。

・農家が、単収の良いトウモロコシや綿花に転作しているからです。