2010/10 世界の米需給 (USDA報告)  期末在庫率 20.8%


供給量:452.54(+2.5%)
消費量:452.71(+3.3%)
在庫量:94.29(-0.2%)
在庫率:20.8%(-0.8ポイント)

単位:百万トン
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの変化】
インドで生産量、消費量を下方修正

【需給】
インドネシアの生育期の降雨過多や、7月末から8月のパキスタンの洪水の影響で、生産量は減少する見込み。

【価格】
2010年1月以降、フィリピンの追加入札がなかったことや、世界的に生産の増加が見込まれる中、新たな輸入需要が乏しいこと等から値を下げたものの、7月下旬以降、パキスタンでの洪水による減産見込み等から値を上げ、現在500ドル/トン前半で推移。

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直近のニュースでは、米国産のコメが不作で、事前予想よりも1割生産量が減少する見込みです。
コメの国際価格の高騰も予想されています。
シカゴのコメ先物:30%高騰か-米国の収穫高が予想下回る見込み



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既に、小麦とトウモロコシは、単年度で、需要が供給を上回る供給不足に陥っていますが、米も需要と供給がほぼ均衡して来ました。
来月には、供給不足に転落するかもしれません。