2014/2 米・雇用統計 失業率 6.7% △ 雇用者数 +17.5万人 △

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米・労働省から2014年2月の雇用統計が発表され、非農業部門の雇用者数は、前月比17.5万人増、失業率は前月から0.1ポイント上昇し、6.7%となりました。


上の最初のグラフは、1960年からの失業率の推移です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
February Employment Report: 175,000 Jobs, 6.7% Unemployment Rate

上の二番目のグラフは、米国の過去の景気後退で、雇用者数が減少を始めた月を起点にして、何ヶ月目に何%の雇用が失われているかを表したグラフです。

今回の景気後退では、雇用者数の減少開始から、2014年2月時点で、74ヶ月目に入っており、約0.5%の雇用が失われたままになっています。

注)米国は人口が増えているので、もし、景気後退前の水準に雇用者数が回復したとしても、その時点では、失業率は、悪化していることになります。

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2月の雇用統計は、寒波の悪影響が続いているにも関わらず、強気の内容でした。
現在のペースで雇用者数の増加が続くと、5月前後に、景気後退前の水準に戻ります。
通常、FRBは、この時点から、利上げの再開時期を考え始めると言われています。