2013/2 世界の小麦需給 在庫率 26.2% =>

米農務省が発表した世界の小麦需給報告(2013年2月報告)によると、期末在庫率は、前月報告と変わらず、26.2%となりました。



供給量:653.61(-6.2%)
消費量:673.43(-3.5%)
需給バランス:▲19.82
期末在庫量:176.73(-10.1%)
期末在庫率:26.2%(-2.0ポイント)

単位:百万トン
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前回からの変更点】
なし

【需給】
生産量は、前年度、悪天候による被害を受けた米国、インド、中国で増産となるものの、乾燥等の影響を受けたロシアをはじめとする旧ソ連諸国、豪州、EUで減産となり、世界全体では前年度を下回る見込み。。また、消費量は、中国、ブラジルで増加も米国で減少し、世界全体では前年度を下回る見込み。米国では、輸出量の下方修正等により期末在庫率は5.6%と、前月予測(5.3%)より上方修正。

【価格】
2012年9月以降、値を下げた大豆、とうもろこしに追随しながらも、米国の需要増、豪州の生産見通しの悪化懸念や10月以降の米国冬小麦地帯での乾燥による初期生育状況の悪化、ウクライナの輸出規制の動向等から、8ドル/bu台後半から半ばで推移。その後、南米産の良好な生育見通しによるとうもろこし価格の下落や、インド、カナダの輸出余力等から、12月後半から8ドル/buを割り込んだ。2013年1月以降、米国冬小麦地帯での乾燥の継続から一旦上昇したものの、現在7ドル/bu半ばで推移。