米国建築家協会(AIA)から、2012年5月の米国の非住宅建設ABI指数(建築請求指数)が発表され、前月から2.6ポイント減の45.8ポイントとなりました。
拡大・縮小の分かれ目となる50を、2ヶ月連続で下回りました。
上のグラフは、1996年からのABI指数(建築請求指数)の推移です。
ABI指数(建築請求指数)は、「非住宅部門(ホテル、オフィスビル、学校、病院など)の建築活動の先行指標です。
商業用ビルのデザインなどの請求増減を調査したもので、商業用不動産の9~12カ月後の建築活動を示す先行指標とされています。
ABI指数は、この二ヶ月で大きく50を下回ってきており、商業用不動産の回復は、遠退いたと言えます。