主要金属の相対価格推移 2003年~2010年

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上のグラフは、JOGMECの最新のレポートの中にあったもので、2003年からの主要金属価格の価格推移を表しています。
2003年5月時点の価格を1.0として、2010年12月までの相対的な価格推移をプロットしています。

世界の資源を取り巻く変化と資源メジャー
http://www.jogmec.go.jp/mric_web/kogyojoho/2011-07/MRv41n2-01.pdf

これを見ると、幾つかの点が気が付きます。

・銅(Cu)の価格は、6倍近くに上昇して、ほぼ、4倍の金(Au)を凌いでいる。
・銅(Cu)の価格は、景気後退前の水準を超えている。
・金(Au)の価格は、景気後退の影響をあまり受けずに、右肩上がりとなっている。
亜鉛(Zn)とニッケル(Ni)は、景気後退前には、6倍程度に上昇したが、その半分程度に戻しただけで、銅と比較すると回復力が弱い。
・アルミニウム(Al)の価格変動は、他の金属と比べると小さい。