トルコの高い経済成長率を生み出す ゼロ・プロブレム外交

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Market Placeから、トルコの「ゼロ・プロブレム外交」が、高い経済成長率に貢献しているというニュースです。


アラブ諸国のトルコに対する好感度が急上昇しています。

・トルコは、ここ数年、「ゼロ・プロブレム外交」という方針を掲げ、近隣諸国との友好関係の発展に努力してきました。

トルコ東部のベスラーでは、数多くの小麦粉の袋が、トラックに積まれて、シリアやイラクに向かっています。

・ある会社では、2002年当時、100万ドルだった貿易額が、今や、1億4500万ドルに達しています。

・ベスラーでは、小麦粉以外にも、ひまわりの種やパスタなども取り扱っています。

・トルコ政府の「ゼロ・プロブレム政策」によって、通関手続きが、簡素化されました。

・シリアの政情不安の影響は、まだ、大きく出ていません。

リビアやエジプトでは、支払いに問題が出ていましたが、概ね解決されました。

イラクとのビジネスはとてもうまく行っています。

・その結果、トルコの今年の第一四半期の成長率は、11%と、世界的に最も高くなっています。

・ベスラーの貿易商のMesut Cakmakは、こう言っています。「我々は幸運だ。我々は食糧を売っている。人々は、常にそれを欲している。」

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トルコの政策がうまく行っている背景には、人口の増えている中東諸国で、食糧の需要が拡大しているという事情があるようです。