2011/5 米・設備稼働率 76.7% ↓

イメージ 1

FRBが発表した米国の2011年5月の鉱工業生産指数は、前月比で0.1%の増加でした。

鉱工業設備稼働率は76.7%と、前月から0.2%低下しました。過去20年間の平均は79.5%となっています。


上の図は、1967年からの米国の設備稼働率の推移です。
青線が全体の設備稼働率で、赤線が製造業の設備稼働率です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、1番目のグラフをクリックしてください。
Industrial Production edged up in May, Capacity Utilization unchanged

税収不足による公益事業の生産減、東日本大震災による自動車関連の生産低下が、数字を押し下げています。

設備稼働率は、長期平均から、3%程度低い水準にあり、インフレ圧力が依然、弱いことを示しています。

通常、FRBは、設備稼働率が78%~80%に達すると、インフレ警戒を強めます。