2011/5 米CPI 総合指数(季節調整済み) +0.2% 前月比 ↓

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労働省が2011年5月の米消費者物価指数(CPI)統計を発表しました。

総合指数(季節調整済み)が前月比0.2%上昇し、食品とエネルギーを除くコア指数も、前月比0.3%上昇しました。
総合指数(季節調整済み)の前年同月比は、1.5%の上昇でした。


上の最初のグラフは、CPI総合指数(季節調整済み)の最近5年間の推移です。
以下のリンクから開けます。
CPIAUCSL

上の二番目のグラフは、1990年からの各CPI指数の前年同月比の推移です。
青色がコア指数、赤色がクリーブランド連銀が算出しているCPI-Median(中間値)、緑色が同じくクリーブランド連銀のTrimmed-Mean CPI (刈り込み平均 CPI) です。

拡大図は、以下のリンクを開いてグラフをクリックしてください。
Core Measures of Inflation increased in May

また、投資上、重視される季節調整前のCPIの前年同月比は、3.6%の上昇でした。
PPIの上昇率(7.3%)と比較して、抑制されています。

【CPI総合指数(季節調整前)】
2011/5 225.964 (+3.6%)

括弧内は前年同月比

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家賃や新車、医療費の上昇でコア指数が押し上げられ、FRBの目標値を上回っています。
しかし、経済システムの中に、依然、緩みが存在するために、インフレが高進する兆候はありません。