2010/4Q 日本の公的債務 1182.6兆円

財務省より、2010年4Q末における国債や借入金などをあわせた「国の借金」総額が発表され、919兆1511億円となりました。
国の債務残高919兆1511億円と過去最大更新、12月末-財務省

前期比、1.1%の増加で、前年同期比では、5.4%の増加となります。

「国の借金」が更新されたので、以下に日本の公的債務を再計算しました。

【2010/4Q 日本の公的債務】

1.政府債務

国債及び借入金現在高 919兆円

名目GDP 482.9兆円
家計金融資産/負債差額 1076.5兆円

対GDP比率       190.3%
対家計金融資産比率   85.4%

2.公的債務(=政府債務+地方債務)

国債及び借入金現在高 919兆円
地方財政借入金残高  200兆円
交付税特別会計借入金残高  33.6兆円
地方退職金未積立債務  30兆円


合計           1182.6兆円

対GDP比率       244.9%
対家計金融資産比率   109.9%

3.広義の公的債務(=公的債務+公的年金の未積立債務)

公的債務     1182.6円
厚生年金未積立債務  500兆円
国民年金未積立債務   50兆円


合計             1732.6兆円

対GDP比率       358.8%
対家計金融資産比率   160.9%


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経済成長でGDPが伸びた為、対GDP比では、若干、財政指標が改善しています。
しかし、GDPの伸びと比較して、個人資産が増えていないので、対家計金融資産比率では、逆に前期よりも悪化しています。