シェールガスは幻影か?

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TODの aeberman 氏が、米国のシェールガス開発の現状を分析して、悲観的な見解を表明しています。


上のグラフは、バーネットというシェールガス田における月間100万CF以下の産出量のガス井戸の比率を、産出開始年度別に表したものです。

月間100万CFは損益分岐点の産出量で、この量を下回ると、採算割れになります。

グラフの値から分かるように、産出を開始して、6年から7年が経過すると、25%から35%のガス井戸が、採算ラインを下回っています。

しかし、多くのシェールガス開発会社は、一つのガス井戸で、45年から60年の生産が可能だと言って、投資家から資金を集めています。

aeberman 氏は、米国において、商業的に産出可能なシェールガスの量は、50Tcf-75Tcfで、年間のガス消費量23Tcfと比較すると、数年分しか存在しないと見積もっています。