2010/10 世界のトウモロコシ需給 (USDA報告)  期末在庫率 15.8%

世界のトウモロコシ需給 (USDA 2010年10月報告

生産量:819.65(+1.2%)
消費量:835.36(+3.1%)
期末在庫量:132.36(-10.6%)
期末在庫率:15.8%(-2.5ポイント)

単位:百万トン
括弧内は対前年度比

【前月からの主な変更点】
米国で単収の下方修正から生産量を下方修正、消費量を上方修正。アルゼンチンで面積の上方修正から生産量を上方修正。

【需給】
米国で単収の減少により、生産量は前年度に比べ減少し、消費量は飼料用、エタノール向けの需要増から増加する見込み。世界の生産量は、中国の生産の回復やアルゼンチンの増産等から史上最高となるも消費量を下回る見込み。

【価格】
中国の輸入需要や、米国の6月末の在庫報告と実作付面積報告が市場予想を下回ったこと、7月以降、小麦の騰勢や小麦の代替飼料としての輸出需要等を反映し値を上げた。9月下旬以降、米国の収穫が進んだことや高値による需要減退懸念、2009/10年度の期末在庫量の上方修正から値を下げ、現在は4ドル/bu後半で推移。


最新のUSDAの需給報告を受けて、10月13日時点では、シカゴコーンは、5ドル/bu後半まで急騰しています。