2010/9 世界の小麦需給(USDA報告) 期末在庫率 26.9%


供給量:643.01(-5.5%)
消費量:661.19(+1.8%)
期末在庫量:177.79(-9.3%)
期末在庫率:26.9%(-3.3ポイント)

単位:百万トン
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの主な変更点】
ロシアで干ばつの影響による収穫結果や、EU東部で夏の豪雨による単収の低下で生産量を下方修正。EUで飼料用を中心に消費量を下方修正。

【需給】
ロシアを初めとする旧ソ連諸国の干ばつやEU東部の豪雨等から世界の生産量は減少し、消費量を下回る。ロシアは8月15日以降年内の穀物輸出を禁止した。なお、米国では好天に恵まれ生産量が増加。

【価格】
6月以降、カナダの天候不順による減産見通しや、黒海沿岸諸国の干ばつ等による輸出余力減退懸念、8月
15日からのロシアの穀物輸出禁止措置、米国への輸出需要の集中等を反映し値を上げ、現在は7ドル/bu前半で推移。