●引用開始
ロシアの大型タンカーが中国に向け、北欧に近いムルマンスクの港から北極海横断の航海に14日出発する。北極海航路での大型タンカー運航は初の試み。地球温暖化の影響で北極海の氷が減る中、ロシアは北極圏で開発中のエネルギー資源を日本や中国など北東アジアに輸出するルートとして北極海航路に期待しており、その可能性を実証するのが狙い。日本の海運業界も関心を示し、成果が出れば、日本にとって重要な貿易航路となりそうだ。
北極海航路は海氷が最大の障害となってきたが、今後20年以内に夏の北極海から氷が完全に消滅するとの予測もあり、温暖化の進展具合によっては遠い将来、日本と欧州を結ぶ最短ルートとしての利用も有望視されるという皮肉な状況になっている。北極海航路は、西欧と日本を結ぶ距離がスエズ運河経由に比べ3~4割短くなる。【モスクワ共同】
●引用終了
上の地図の赤色部分は、ロシアのタンカーが出港するムルマンスク(州)の位置を示しています。
ムルマンスク州はロシアの北西部に位置して、北極圏のバレンツ海に面しています。
北欧のノルウェーやフィンランドにも近く、北極海航路が開通すれば、欧州・アジア間の重要な中継地になると考えられます。
ムルマンスク州はロシアの北西部に位置して、北極圏のバレンツ海に面しています。
北欧のノルウェーやフィンランドにも近く、北極海航路が開通すれば、欧州・アジア間の重要な中継地になると考えられます。