上のグラフは、米国の2000年からの商業不動産価格指数(赤線)とケースシラー住宅価格指数(青線、20都市指数)の推移です。
拡大図は、以下のリンクを開いてグラフをクリックしてください。
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グラフを見て分かるように、商業用不動産の価格は、住宅価格から4Q~6Q遅行して推移します。
今回も住宅価格が2009年の前半に底を打って、約4Q後に商業用不動産も、底打ちしたように見えます。
今回も住宅価格が2009年の前半に底を打って、約4Q後に商業用不動産も、底打ちしたように見えます。
ただし、今後、住宅価格が10%程度下落することが、予想されることから、商業用不動産の底打ちの判断は慎重に見ておく必要があります。
通常の景気回復期では、住宅→商業用不動産→美術品という順序で回復しますが、今回は住宅にバブルが発生した結果、今のところ逆の回復パターンとなっています。
既に美術品市場が回復しており、今後、商業用不動産が住宅よりも先に回復する可能性も、充分にあると思います。