カナダ人に高まる米国住宅への投資意欲

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Market Placeから、米国のアリゾナ州の差し押さえ住宅を、多くのカナダ人が買っているというニュースです。


・冬の厳しいカナダ人にとって、今頃の米国南部の季節は、理想的です。

・しかし、それは、カナダ人が、バブルが弾けて安くなった米国の住宅を買う理由の一つに過ぎません。

バンクーバーからツアーを組んで買いに来るプロのバイヤーもいます。

・その中の一人のビル・チップマン氏は、「これは、私にとって人生で一回限りの投資チャンスです。」と言っています。

・彼はパートナーとともに、3000万ドル(約30億円)の資金を調達して、フェニックス、ラスベガス、サン・アントニオの500戸の住宅を買いました。

・彼の話では、カナダのブリティッシュ・コロンビア州では、「不景気って何?」と聞かれるそうです。カナダドルは強く、仕事もたくさんあります。

・フェニックス地域では、カナダ人の購入者が前年の80%も増えています。

・それらの中には、投資目的だけでは無く、教師や退職者が別荘として、買うケースも多いです。

・ポーター夫妻(写真)は、アリゾナに住んで、現地の不動産を母国の知人に売っています。

・カナダ人も、米国で資金を借りるのは困難です。彼らの殆どは、現金で買っていきます。

・カナダ人の中には、カナダ国内で、自宅を担保に資金を借りて、米国の住宅に投資している人もいます。

・これは、つい最近に、アメリカ人が行っていたことです。

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価格が下落しても、買い手が付くようになれば、バブルは終わりに近づきます。
日本の場合、買い手は、欧米の金融機関でしたが、アメリカの場合は、お隣の資源国だったようです。