米国の重要な経済指標である新築住宅販売戸数が発表されました。
新築住宅在庫は、0.4%増の23.4万戸となりました。1月の販売ペースでは9.1カ月分に相当し、前月の8.0ヶ月から拡大しました。
上のグラフは、米国の新築住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数
在庫や供給月数は、かなり低下しているので、今後、さらに、大きく新築住宅販売が減少する可能性は少ないですが、依然、大量の中古住宅の影の在庫も存在しており、価格低下圧力があるために、今後も、新築住宅販売は底這いか、だらだらと下げて行く状態が続くと予想されます。
米国の景気の先行指標である新築住宅販売の低迷は、今後の米国の成長率が、かなり低いものであることを意味しています。
景気が二番底に陥る可能性は低いですが、米国の成長率については、ネガティブに見ておいた方が良いと思います。
景気が二番底に陥る可能性は低いですが、米国の成長率については、ネガティブに見ておいた方が良いと思います。