2010年2月の米国の新築住宅販売は、前月比2.2%減の年率30.8万戸と、過去最低水準となりました。
前月比での減少は、4ヶ月連続です。
前月比での減少は、4ヶ月連続です。
新築住宅在庫は、前月比1.3%増の23.6万戸となりました。2月の販売ペースでは9.2カ月分に相当し、前月の9.1ヶ月とほぼ同水準となりました。
上のグラフは、米国の新築住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数
在庫や供給月数は、昨年1月のピーク時と比べると、かなり低下しているので、今後、さらに、大きく新築住宅販売が減少する可能性は少ないですが、依然、大量の中古住宅の影の在庫も存在しており、価格低下圧力があるために、今後も、新築住宅販売は底這いか、だらだらと下げて行く状態が続くと予想されます。
今後、政府の住宅購入支援策の期限が切れる5月、6月は、一時的に新築住宅販売が回復すると考えられますが、2010年全体の成長のエンジンとしての住宅投資は、あまり期待できないと思います。