キルギスの冬、草を食む牛

キルギスは、中央アジアの国で、北にカザフスタン、東に中国、南にタジキスタン、西にウズベキスタンと国境を接しています。

隣国のカザフスタンや中国とは異なり、国内に砂漠は存在せず、この地方の中では気候に恵まれています。

また、ソ連邦時代に灌漑設備が整備され、水も周辺諸国と比べて豊富なため、綿花やタバコを中心とした農業が盛んで、その他に、上の写真ニュースのような牧畜業、さらに、金や水銀、アンチモンなどの鉱業も主要産業となっています。

特に、1997年に採掘がはじまったクムトール鉱山は、世界屈指の金鉱山で、現在の金価格の高騰により、その存在価値が、大きく上がっています。

政治体制は、バキエフ大統領の独裁のため、近代的な産業の発展が進まない原因となっています。