検証システム 第6回 イールドスプレッドを求める

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今回は、3ヶ月債と10年債のテーブルをリンクして、金利差(スプレッド)を計算するクエリを作成します。


図1 クエリの新規作成

クエリのオブジェクトから新規作成を選択して、デザインビューを開きます。

図2 テーブルの選択

メニューの中から3ヶ月債と10年債のテーブルを選択すると、画面上方の領域に3ヶ月債と10年債のオブジェクトが追加され、取引日がリンクされます。

図3 項目の選択

画面上方のテーブルの中から、以下の3項目をドラッグして、下の領域にドロップします。
・3ヶ月債の取引日
・3ヶ月債の金利
・10年債の金利

図4 イールドスプレッドの追加

画面下側の領域の左から4番目の列に、3ヶ月債と10年債の金利差(イールドスプレッド)を計算する式を追加します。
以下の式を、フィールドという領域に入力してください。
スプレッド: [10年債.金利]-[3ヶ月債.金利]

図5 クエリの保存

このクエリを閉じて保存します。
名称を「イールドカーブ」にしました。

図6 クエリを開いて確認

保存した「イールドカーブ」クエリを開くと、データが確認できます。
項目は、以下のように表示されます。
・取引日
・3ヶ月債の金利
・10年債の金利
・スプレッド

注)スプレッドは、浮動小数点のため、小数点以下が12桁まで表示されます。

このテーブルは、1982年1月14日から2009年11月12日までの、米国債の3ヶ月債金利と10年債金利と、その金利差を表示しています。
データ件数は、6967件有ります。

次回は、このクエリを使って、逆イールドのデータを抽出してみます。