サウジアラムコがスーパーコンピュータを導入した理由

Wall Street Journal から、サウジアラムコが積極的にスーパーコンピュータの導入を進めているというニュースです。


先日、世界のスーパーコンピュータランキング500が発表されましたが、119位と134位に、サウジアラムコが導入したコンピュータがランクインしました。

このコンピュータは、インテルプロセッサを使ったデルのクラスタコンピュータで、非常に高速です。

サウジアラムコは、地下に埋蔵されている石油資源の量を計算し、構造解析によって、あらたな、資源を探すために、スーパーコンピュータを利用しています。

「サウジが普段言っているように、将来の資源量に何の心配も無いのならば、何故、スーパーコンピュータを導入する必要があるのだろうか。」と、ピークオイル派の人々は、批判しています。

サウジ以外にも、中国は世界第5位のスーパーコンピュータを使って、石油探査を行っています。

◆◆◆

現代の石油探査では、人口衛星や人工地震から得られた膨大な地質データを高速なコンピュータで処理して、地下構造を解析して、石油資源が存在している可能性の高い地点を特定します。
サウジが先進的な技術を持つようになったのは事実ですが、新たな石油資源探査に苦労していることは、窺えるニュースです。