シェル 天然ガスの洋上プラント(LNG-FSOP)を大規模発注

石油メジャーのシェルが、韓国のサムスン重工に対して天然ガスの洋上プラント(LNG-FSOP)を発注したというニュースです。


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【ソウル=尾島島雄】韓国のサムスン重工業は29日、仏エンジニアリング大手のテクニップと共同で、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルから液化天然ガス(LNG)を生産する洋上プラントの独占的な基本契約を締結したと発表した。契約期間は15年間。1基あたり50億ドル(約4740億円)程度とみられ、最大10基まで受注する可能性がある。造船が低迷する中での超大型案件となり、サムスンにとって長期に安定した業績につながる公算が大きい。

 受注したのはガスの採掘、液化、積み出しまで大半の生産工程を特殊な大型船で行う洋上プラント「LNG―FPSO」。液化プラントを大型タンカーに載せたような形状の設備で、設計、建造をテクニップと担い受注額も分け合う計画。8月初旬から共同で基本設計に入り、来年初めに本契約する。(日経新聞
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FSOPは、洋上を移動しながら、海底の天然ガスを採掘できるので、固定型プラントでは採算が合わない中小規模の天然ガス田の開発に適しています。
おそらく、シェルは、豪州北西部のゴーゴンプロジェクトの開発で、このFSOPプラントを適用するのだと思います。