HTVと宇宙太陽光発電

9月11日に、JAXAは、新型のHⅡBロケットによるHTV宇宙ステーション補給機)の打ち上げに成功しました。

打ち上げの成功も重要ですが、今回のミッションで、特に重要なのは、18日に予定されているISS(国際宇宙ステーション)によるHTVの回収です。

下の動画は、ISSによるHTVの回収から切り離し、さらには、HTVの地球への再突入の様子を説明しています。


HTVは、最大、8トンの資材を地上から宇宙空間に運搬することができるため、ISS以外に、宇宙太陽光発電や有人宇宙船など、今後の宇宙開発のためにも、欠かせないインフラになる可能性があります。

ちょうど、9月1日に、日本政府が年内にも始める宇宙太陽光発電の実証試験をIHI、三菱電機などが受託することが発表されました。


宇宙太陽光発電の実用化には、約2兆円のコストが必要と試算されていますが、今後、欧州や米国と協力して、開発が進むと考えられます。